家を建てるのに必要な予算相場と予算の考え方
2019年10月12日
家を建てるときに必要な費用を考えるときには、土地の取得費用・建物本体の建設費用、これらに付随する諸費用の3点から構成されることを抑えておくのがポイントです。一軒家を想定するとき、家を建てる費用というとお住まいの本体建設価格をイメージすることが多いですが、総額を正しく把握するには土地取得や様々な手続きや付随工事に伴う諸費用などにも目を向けることが必須と言えます。
設備や住宅面積の広さ、立地などによっては一軒家を建てるのに数千万円の予算が必要になることも珍しくありません。予算をいくらに見積もるかは、必要な金額の住宅ローンを組むためにも必要不可欠な情報になります。そこで一軒家を建設するときの必要な費用について考えてみましょう。
まず土地から調達する場合、形状や立地条件・都市部では用途地域などの要素を考慮することになります。土地の形状がいわゆる三角地など、いびつな形状をしている場合は間取りや住宅面積に制限が大きくなるので当然のことながら、価格は安くなります。また立地条件では、入居後の生活の利便性を左右する部分が価格を決定付ける条件の一つです。大小の商業設備や最寄り駅へのアクセス・周辺の学校などの教育設備や医療機関の充実度などは、家族で生活を送る上では大きな意味を持つので、これらの条件が良ければ価格もあがる傾向があります。
また一軒家の本体価格では、屋根の形状や間取りの数や壁面の材質などが基本的な価格の決定要因です。一般的には屋根の形状が単純で部屋の間取りが少ないほうが、予算は安くなります。建築する一軒家のクオリティに応じた予算の相場の目安はどれほどの金額なのか。いわゆるローコスト住宅の場合は家の本体価格は1,000万円ほど、標準的なグレードの場合は1,000~2,000万円程度ですが、高級住宅のクオリティになると数千万以上の本体価格になるようです。もっとも土地も取得する費用や諸費用も加算されるので、総額では3,000万円をこえ4,000万円くらいが相場になるようです。
そして諸費用ですが、文字通り一軒家を建築するときの、付随工事や手続き費用をすべて含む費目です。不動産会社に支払う仲介手数料のほか、水回り設備や家電設備、エクステリアの材質など、家にどれほどのクオリティをもとめるかでかなり違いが見られます。予算の枠内で収めるためには削減できる費目と必要経費と言うべき費目が混在しているので、案外高額になるので注意して下さい。